高等遊民前夜

日記と考え事・雑感のログ

セルトラリン

12月19日(土)。快晴だけど風が強く寒い。

今日は心療内科の日。12時からの予約なのに10時に起床してしまい焦る。昨晩に着込みすぎてけっこう汗をかいたから取り急ぎシャワーだけ浴びて家を出て、名古屋栄に向かう。

通っている心療内科はドクターの数が多いからかいつ行っても混んでいる。心療内科に通っている人のレポに大概書いてあるけど、こんなにたくさんの人が悩みを抱えて生きているのだなと思うと恐ろしい国というか、恐ろしい時代だなと思う。みんな普通の人なんだよね。たくさんの普通の人が、薬飲まないと行けないほど困っていて、それでも普通に生きている。そしていつの間にか、私もその一人になっている。

診察では、先週やった問診とバウムテストの結果を説明される。問診の結果は、60点満点中の50点。重度の抑うつ状態で、なんらかの治療が必要なレベルであると説明された。バウムテストはA4用紙に木の絵を自由に描くという、どこかで聞いたことあるようなテスト。この結果が恐ろしく当たっていて凄い。たとえば、

・人に合わせたコミュニケーションは取れていると思われますが、時として人に合わせすぎて疲れてしまう
・自信が低下して自分らしく振る舞うことが難しい状況
・自分の中にあるエネルギーを上手く使えずに心身のバランスを崩している

の辺りは言い当て妙で怖いくらい。心理学が長年の蓄積による学問でもあるから、こういうところはさすがという感じ。身につまされる思いで聞いた。

 今日から薬の量がちょっと増えた。治療に必要な量と言うのがあって、徐々に慣らしながらその量まで増やしていくということだ。この辺りになると、もう大丈夫だと思って薬を飲まなくなる患者さんが多いらしいけど、ちゃんと飲むように念を押される。最近は仕事に行っても精神的にひどく落ち込むこともない。相変わらず憂鬱で、辞めたい辞めたいと思っているけれど、家に帰って泣き出したりすることもなくなった。でもそれは薬のお陰であって、ストレスの根本的な原因はなにひとつ解決していないから、それをゆめゆめ忘れないようにしなければならない。

お昼はナナズグリーンティーでいくらの出汁茶漬けを食べた。ナナズめちゃくちゃ久しぶり。15時くらいに行ったから空いていた。

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帰宅後は同居人待ちの時間。車のタイヤをスタッドレスに履き替えるために外出していた。帰宅後、外した通常タイヤをベランダに運ぶ作業を手伝い、夜ご飯はどうしようかという話になる。お寿司が食べたいと言う恋人。まあ、今月の恋人のお給料とても多かったし、日頃堅実に生きているし…と言うことで、行ってきました。

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これは私が食べた一皿目、サーモン5点盛り。美味。

私と恋人ふたりで月3万円の食費でやりくりしているから、高い寿司は超ご馳走。やはり高い寿司は美味い。脳筋的というか、金の力でひたすらに殴られている感じがする。備え付けで置いてある醤油さえ深みがあって美味しかった。あまりバクバク食べるのは勿体ない気がしていたら恋人に「寿司は江戸っ子のファストフードだからサクッと食べるのが正解」と言われどんどん平らげた。明日からはふたたび質素に生きます。